高速パンチプレスのガイドレールの精度調整の注意点を教えてください。

のガイドレールは、高速パンチングマシン運動軌道に応じて直線運動ガイドレールと円運動ガイドレールに分けられ、力の状況に応じてオープンガイドレールとクローズドガイドレールに分けられます。摩擦特性により、滑り案内レールと転がり案内レールの2種類に分けられます。支持ガイドレールの凹凸状態に応じて、凸状ガイドレールと凹状ガイドレールに分けることができます。凸三角ガイドレールを山ガイドレール、凹三角ガイドレールをＶガイドレールといいます。凸型ガイドレールは潤滑油が溜まりにくいですが、ガイドレール表面の切粉等のゴミは除去しやすいです。凹型ガイドレールは潤滑油が溜まりやすく、また、切粉や雑貨が落ちやすいため、保護装置を設ける必要があります。
ここで思い出さなければならないのは、高速パンチングマシンベッドガイドレールの取り付けおよび精度調整の際は、次の事項に注意してください。
1. 基礎の剛性に注意してください。
2. 周囲温度はあまり変化させず、直射日光やその他の熱源を避けてください（一定温度の作業場で調整するのが最善です）。
3. 測定誤差を減らすために、精密測定器 (光学式およびレーザー式コリメータ、電子レベルなど) を使用してください。
4. 調整シムが基礎とベッドの接続面にしっかりと接触していることを確認して、接触不良による精度の変化を防ぎ、パンチ精度の安定を確保します。
5. アンカーネジを締めるときは、高速パンチベッドが調整パッドアイロンに均等に押し付けられるように、力が均一であり、各ネジとナットの締め付けが一定である必要があります。

調整後は24時間放置し、ベッドのガイドレールの精度を再確認してください。変化が大きい場合は再調整が必要です。高速パンチプレスを稼働して1年が経過すると、ベッドの精度を再調整する必要があります。